館長日誌 2004年

12月26日(日)

 12月24日(金)から冬期講習会が始まった。この時期は毎年のことだが、めちゃくちゃに忙しい。講習会の準備や予習は勿論だが、受験生の個人面談や進学相談などの対応に追われることも多い。新年度スケジュールの決定、新年度クラスのご案内や春期講習会の準備にも入らなければならない。大掃除もする。先日は教室や事務所の蛍光灯や天井の掃除で首の筋肉がおかしくなったが、年賀状をまだ出していないのに気が付いて愕然とした。あわててパソコンに向かったが、プリンターの調子がおかしくなったりで一騒動。妻や娘の手助けもあって、今日やっと出すことができた。明日から30日の午後10時まで待ったなしの講習会が続く。一日12時間の授業はかなり大変だが、世の中の厳しさを考えれば、そんな甘ったれたことは言っていられない。仕事で忙しいなどと言うのは全く贅沢なことだ。仕事と収入があることを感謝して頑張らねば。塾生たちは神様です。来年はどんな年になるかわからないが、常に最善を尽くすしかあるまい。良い年を迎えられんことを。

11月22日(月)

 11月3日(水・祝)は大阪で行われた研修大会に参加した。基調講演は明治大学教授の齋藤 孝氏。「声に出して読みたい日本語」など多数の著書でも有名だ。講演の内容はここでは省略するが、日々の授業に役立つヒントをたくさんいただいたような気がする。本当に参加してよかった。
 さて、11月7日(日)は恒例の秋のハイキング。今年は丹沢の大山に登った。小中学生に保護者のお父さん2名と私を入れて全部で15名。こうしたイベントとしてはまずまずの参加人数である。天気に恵まれ、秋の自然を満喫してきた。子供たちも頂上からの大展望に歓声を上げていた。私は前日の柔道の稽古で膝に痛みを覚えていたので少し心配だったが、サポーターを着用しながら無事下山。しかし、かなり痛かった。山に行く前夜の稽古は注意しようと思う。
 11月21日(日)は来年のハイキングの下見を兼ねて奥多摩の三頭山に登った。大学以来、何度も登った山だが、晩秋の静かな登山を楽しむことができた。同行した妻も、全山が落ち葉で覆われ、黄金色に輝いている景色に感動していた。帰りのバスの中からは秋川渓谷の紅葉が眺められ、充実した秋の一日となった。
 今月は突然何人かの塾生が入ってきた。小1男子、小3男子と女子、小4女子、小5女子、中1男子の6名である。柔道のみの塾生が3名、残りの3名は学習クラスと柔道の両方に入った。柔道に関して言えば新たに6名増えたことになる。ありがたいことだ。感謝。さらに言えば学習クラスの中3男子2名が柔道に入門した。受験勉強も追い込みだが、なまった体に活を入れ、気合を入れなおして勉強にも集中したいとのことであった。大いに結構なことである。文武両道で頑張ってもらいたいものだ。また、先月から体験入門をしていた学習クラスの小4男子2名が今月から柔道も本格的にやるということになった。結局全体では10名の増加である。初心者の指導には相当なエネルギーが必要である。私を支えてくれる指導員がいなかったら大変なことだ。私一人ではこのような状況に対応することは到底無理である。ボランティアで指導員を務めてくれている教え子たちや保護者のお父さんたちには本当に感謝している。いや、感謝しきれないほどだ。全くありがたいことである。
 来週からは期末テストだ。今週からは各学年いっせいに対策特訓に入る。今日は英語の対策をしたが、中3では分詞の形容詞的用法がまだ身についていないものが多いようだ。今回の期末の結果次第では冬期講習会のカリキュラムを再検討しなければならない。こちらも気合を入れ直して対策に全力集中だ。

10月28日(木)

 地元の公立中学の中間テストは無事終了したが、私立中学のテストは現在進行形である。昨日は公立中学3年生のK君から、中間の成績が大幅に上がり、学校の先生からほめられたという話を聞かされた。皆が皆こんな具合だと塾も助かるのだが、当然伸び悩む者もいるのが実情だ。期末に備えて今からカリキュラムの見直しが必要な生徒もいる。ただ、救われるのは塾生全員が前向きなことである。小学生も中学高校生も、それぞれの目標を持って、頑張ろうという姿勢を崩してはいない。こちらも自然と何とかしてあげようという気持ちになる。それが仕事だと言われればその通りではあるが、人間と人間の付き合いである以上、気持ちの上での信頼関係や共同体的意識は大切だと思う。仕事だと割り切っていてはこの仕事はできないのではないかと思う。私立の中間テストも今週中で終わる。もうすぐ11月だ。受験生にとっては追い込みの冬の陣だ。効果的な学習指導に全力を尽くしたい。
 10月17日の柔道大会では小学2年生の女子が見事に銅メダルを獲得した。小学生でのメダル獲得は初めてである。今まで、中学生や段外、初段や二段の部では、優勝は勿論、何回もメダルの獲得を果たしてきたが、小学生は厚い壁にはばまれてメダルに手が届かなかった。今回はその壁を打ち破った快挙といっていい。特に一回戦の背負い投げは見事と言うほかはなかった。審判をしていた先生方も試合後、あの女の子はどこの道場だ、と話題になったほどで、館長も試合後の反省会ではいい酒が飲めた。もちろん、他の塾生も健闘し、メダルは取れなくても各自の得意技で堂々と勝負し、いい試合をやってくれた。皆の健闘を心から称えたいと思う。
 10月23・24の土日は台風で中止となった登山・キャンプ合宿を2ヶ月遅れでやっと実施することができた。8月のときは館長を入れて総勢11名が参加する予定だったが、なんと今回は中3生が2名だけであった。スタッフの後藤君(大学の後輩)と館長を入れても総勢4名という人数になってしまった。しかし、この合宿は多ければいいというようなものではない。たとえ一人の参加者でも山で同じ釜の飯を食い、共に語り、自然の中で己を見つめることが目的なのだ。ということで、一行は八ヶ岳の赤岳鉱泉目指して出発した。天気にも恵まれ、夜は満天の星を眺めながら語り合い、すばらしいキャンプとなった。翌日は2742.1メートルの硫黄岳を目指した。かなりの強風であったが、午前7時には山頂を踏み、360度の大展望を楽しむことができた。遥か下の雲海を眺めた中学生が「神様がいるようなところだ」と思わず叫んでいたが、本当に素晴らしい景色だった。槍、穂高といった北アルプスから、御岳山、さらに北岳をはじめとする南アルプスの山々までが遠望され、天狗岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳といった八ヶ連峰はまさに指呼の間にあると言っていいほどだった。大学のとき以来何回も八ヶ岳に登っているが、これほどの景色は初めてである。北アルプスをはじめ列島中央部の百名山はすべて踏破している後藤君でさえ、ここから槍穂高の稜線をこれほどくっきり見たのは初めてということであった。二人の中3生がこれを機会に山や自然に興味を持ってくれればと思っている。
 地震の事は全く知らず、下山途中で人から聞いてはじめて知った。ラジオや携帯で情報を集めながら帰路に着いたが、自然の怖さをあらためて感じた。
 話は戻るが10月10日、札幌で業界の研修があり、衆議院議員で、文部科学大臣政務官である下村博文氏と親しく意見を交換する機会があった。子供たちの学力低下が話題の一つとなったが、そのうち機会があれば、この問題について館長として思うところをあらためて述べてみたい。学力低下は個人の問題であると同時に国家の危機でもあるのだ。

9月7日(火)

 夏期講習会の欠席補習が9割くらい終了した。8月末学力診模試の結果はまだ出ていないが、楽しみである。今年の夏季登山合宿は台風16号の影響で残念ながら中止となっが、秋に延期しても実施したい。今、日程を調節中である。9月20日には新宿で、23日には柏で進学相談会が開催される。所属している塾団体「塾全協」主催のものだ。いよいよ受験勉強も追い込みの時期に入る。10月17日には秋季柔道大会があり、毎週猛稽古が続いている。今回は英検と日程が重なっているため、出場者が少ない。残念だが、これはやむをえない。その分まで頑張るしかないだろう。学校の説明会も連日行われている。今日も都内の私立の説明会に出かけてきた。学校も必死だ。こちらも他人事ではない。全員の合格目指して頑張らねば。
 今年の夏は来年の夏季登山・キャンプ合宿の候補地を2箇所回ってきた。一つは尾瀬ヶ原と至仏山、もう一つは富士山だ。合宿の候補地は3箇所くらいを1年前に下見して決めるのが例年のやり方だが、今年は2箇所しか回れなかった。秋にもう少し回ってみたい。10月には塾生たちを連れて行くハイキングもある。これで12月末までの日祭日は全て予定が入ってしまったが、体力の続く限り前進するのみである。

7月2日(金)

 6月27日(日)に開催された墨東五区柔道大会に出場した。団体戦では北辰館の二段の門生が出場し、準優勝した。館長自身は五段の部に出場し、技有り優勢勝ちとなった。久しぶりの勝ち星である。左肩を練習中に傷めていたため、コンディションはよくなかったが、相手が巴投げに来たところを上四方固めで押さえ込み、何とか技ありを取った。もう少しで一本であったが、今回はあれが限界だったと思う。次回は一本を目指したい。秋には道場連盟の高段者大会や都柔連の高段者大会などが控えている。どこまでやれるか、挑戦したい。
 夏は夏期講習会だけではなく、柔道の暑中特訓稽古や夏季登山・キャンプ合宿もある。体調を今から整えなければならない。 できれば柔道合宿を復活させたいのだが、日程の調節が難しい。あまり欲は出さない方がいいかもしれないが、将来は何とかしたいものである。

6月14日(月)

 先日、柔道の門生である女子高校生3人が見事、初段に昇段した。半年近くにわたって投げの形や柔の形を指導してきたが、本当によかった。3人とも春や秋の大会ではメダルを獲得していたので、実力は勿論、試合などの点数は十分だったが、形の稽古の時間がなかなか取れなくてお互いに苦労した。集中特訓の効果が出たようでほっとしている。これからは初段として恥ずかしくないように、さらに精進をしてもらいたいものである。
 今月下旬には期末テストがある。柔道の昇段審査のように勉強の方も順調に行けばいいが、これからしばらくは期末対策の特訓に全力を集中させなければならない。期末が終われば、夏期講習会の準備に追われる毎日となる。いよいよ夏が来る。夏季登山・キャンプ合宿に備えて基礎トレもしっかりやらなければならない。今年の夏も頑張るぞ。
 最近、ヘーシンクを育てた柔道家と言われている、道上 伯(みちがみ はく)氏に関する本を読んだ。スポーツ化した今日の柔道を、本来の武道としての柔道からは離れつつあると批判した氏の考えには共感を覚えるものがあった。スポーツ化することが悪いとは思わないが、僅差でもいいから勝てばいいという風潮には反発を覚えるのも事実だ。勝つことは勝負の世界だから、勿論必要なことだが、武道でもある以上、お互いの技の攻防で勝敗を決すべきだ。あくまで一本を取るという精神が必要だ。学生柔道の団体戦で「ここは引き分ければいいぞ」などと選手に指導している監督がいるが、学生柔道には決していいとは思えない。正々堂々と常に一本を取る柔道を教えるべきであり、その厳しさがあってこそ、人間教育ができるのだ。社会人となってもその精神は同じであるべきだ。それにしても今の子供たちは礼儀作法がなかなか身に付かない。どうしてこれほど立礼や座礼がスムーズにできないのか。礼は日本人が誇るべき文化である。大人も含めて日本人全員が反省すべきだ。

5月28日(金)

 5月23日(日)に行なわれた春季柔道大会では2段の部で準優勝と3位という成績だった。初段の部では2回戦突破、小中学生たちもメダルには手が届かなかったものの元気のよい試合をしてくれた。館長は審判の立場上、門生たちの試合を直接見ることはほとんどできない。いつも、妻がビデオに撮っておいてくれたものを後からみるしかないのだが、これがまた楽しみで、何度も見ては「あいつはここがよかったとか、これは惜しかった」などと脇で一緒にみている妻に夢中で解説する。今回も妻は何回も私の解説を聞くことだろう。付き合ってくれる妻には感謝である。さて、6月には墨東五区柔道大会がある。今回2段で準優勝した門生が団体戦で出場する。頑張ってもらいたい。実は館長も5段の部で出場する。今度こそ何とか勝ちたいものである。最近どうやら五十肩になったらしく、両肩が痛くて、腕全体までもがしびれるようで本当に困っている。本当は柔道どころではない痛さなのだが、乱取りをしているときは痛さも忘れてしまう。今年はなるべくたくさんの試合に出るつもりなので痛さに負けずに頑張りたい。
 5月30日(日)は春季ハイキングを予定している。これは小中学生を対象として自然に親しむことを目的とした恒例のイベントである。天気に恵まれるといいのだが。雨天のときは後日に延期する。
 中間テストの結果が少しずつ判明しつつある。総じて昨年度よりも成績が向上しており、5科目で100点以上も上がった塾生もいた。まずまずの成績か。詳細がわかり次第、個別に検討したい。夏期講習会の準備も本格的に始まった。近所の公園でアジサイのつぼみを見かけた。そろそろ今年も夏が近づいている。夏といえば、夏季登山・キャンプ合宿である。今年は、八ヶ岳の天狗岳に登り、白駒池に出ることにした。黒百合平と白駒池でキャンプする。スタッフとの打ち合わせもそろそろしなければならない。忙しいが、わくわくする季節だ。

5月18日(火)

 館長日誌が月誌どころか年誌になりそうだ。なんとか月誌くらいにはしなければ。さて、2月から4月にかけては入試と新年度の募集が同時並行して無我夢中の3ヶ月だった。入試結果は例年通りでまずまずというところ。新年度生も昨年度並みには確保できて、とりあえず無難なスタートを切ることができた。感謝。2月末にはコアラテレビの取材があり、3月には予定通り放映されるという珍事があった。3月7日(日)は中学受験生と高校受験生の合格祝賀会。恒例となったディズニーランドへのご招待である。一日駆けずり回って疲れたが、たまには童心に返るのもいいものである。3月下旬にはスタッフの一人がめでたく結婚。祝賀パーティーを北辰館のスタッフ仲間で行なった。教え子のスタッフなのでこちらもうれしくておいしい酒が飲めた。嫁さんはまさに才色兼備といったところ。本当にいい人を見つけたもんだ。4月28日は柔道全国高段者大会に館長自ら出場。残念ながら試合には負けてしまったが、まだまだ頑張るつもりである。といっていたところが、5月16日(日)の東京都柔道連盟主催の高段者大会にも出場して負けてしまったので、さずがにがっくりきた。しかし、小学校時代の同窓生のりっキーの店で一杯やって、りっきーと奥さんに励まされ、元気回復、今日は朝からトレーニングを再開した。まずはエンジン快調である。さて、大きなイベントがもう一つあった。これも教え子だが、素晴らしい結婚式に出席した。スピーチを頼まれ、調子にのって、頼まれもしないのに詩吟をうなった。新郎の恩師という紹介だったが、新郎は小学生のときから高校卒業まで、8年間にわたって通塾し、しかも柔道の門生でもあったため、思い出がたくさんあり、万感胸に迫るものがあった。素敵な奥さんとどうか幸せになって欲しいものだ。ことしはすでに2つも教え子の結婚が続いたが、その後も結婚式の招待状やら仲人の話が続いており、今年はまた一段と忙しくなりそうである。23日は春季柔道大会、30日は恒例の春季ハイキングとイベントが続く。夏の登山合宿の下見もしなければならない。夏期講習会の準備もある。いや、その前に、今は中間テスト対策の真っ最中である。今日は中3生で自習室が満席となってしまった。今年の中学生はなんだか知らないが燃えている。こっちも負けないように頑張りたい。

1月25日(日)

 親道場の天野道場で紅白試合があり、30名近くの門生を引き連れて参加した。その席上で北辰館としては記念すべきことがあった。この度、初段に見事昇段した女子3名への昇段証書と黒帯授与式が行われたのである。女子が初段に昇段するのは北辰館としては初めてのことであり、館長としては感無量だった。昇段したのは中3生が2名、社会人が1名である。これからの彼女たちの一層の精進を祈りたい。

1月19日(月)

 今年も個別面談の季節を迎えた。内部生の保護者との面談である。特に話題となったのは、家庭学習の少なさである。というよりほとんどしないといった方がいいだろう。塾では熱心に問題に取り組んでいても、家庭では学習するという習慣が身についていない者が多いようだ。戦火に追われているわけでもなく、飢餓に直面しているわけでもない日本の子供たちが、学習意欲に欠けているというのは一体何を意味しているのだろうか。学習するということは自己の可能性を深めることであり、生きる意欲そのものであろう。その意欲の減退は、社会全体の衰退を意味するのではないか。そうとすれば、これはゆゆしき大事である。どうすればいいのか。考えてみたい。

1月12日(月)

 冬期講習会の成績優秀者が発表された。詳細は北辰タイムズの今月号に掲載するが、各学年とも激しい首位争いを展開し、闘魂燃える講習会となった。この気迫で今年の入試も突破したいものである。
 先日の10日の土曜日、オーストリアの青年が柔道場に入門した。日本に来て間もないが、中学時代に柔道クラブに入っていたということで、基礎はしっかりしている。礼儀正しく、柔道精神もしっかり身につけている彼の入門はほかの門生にも大きな影響を与えるだろう。うれしいことである。

1月4日(日)

 今日は北辰館柔道場の紅白試合があった。現在在籍中の門生約50名のうち、29名が参加してくれた。勝ち抜き戦では3人抜きが4人、2人抜きが2人、1人抜きは8人という成績であった。紅白に分かれての団体戦では8:3で紅組の勝ちとなった。いつもながらの熱戦で、審判を務めた館長も柔道の素晴らしさを改めてかみしめた一日であった。

2004(平成16)年1月1日(木)

 元旦は塔の岳の頂上で迎えた。太平洋から昇る朝日と暁光に染まる富士の姿に感動した。今年も迷うことなく文武両道の教育に邁進するのみである。

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