大ハマリのイベント前夜
ペーパークラフトは高画質なカラー印刷をする為、それなりに印刷に時間がかかります。その為、あらかじめ参加希望の生徒には作りたい物を聞いておき、前日の晩に印刷を済ませておくことになっていました。
イベント前夜、授業終了後の午後10:00より印刷を開始したのですが、なんと前回で書いた買ったばかりの最新式高画質プリンタ「BJ F850」が壊れていたのです!インクヘッドは動くのですが紙が数センチしか本体に入っていかず印刷が全く不可能になっていたのです。これには正直焦りました。マニュアル片手に、出来ることは全て試したのですが、全く改善の兆しを見せません。数時間の試行錯誤の末、結局画質には目をつぶって事務所内で使っている「BJ
F200」という廉価機種で打ち出すことになりました。
・・・が、問題は実はここからでした。イベント参加希望者が当初見込みの5〜10名を大幅に越え、20名以上にまで増えていたのです!(教室での作品展示が予想以上に効いていたようです)。今回は各人に2種類ずつの展開図を配ることになっていた為、40以上もの作品をプリントするハメになったのでした!
刷れども刷れども、いつまでも終わることは無く、深夜2:00過ぎには館長の家庭のプリンタまで使い、2ヵ所で平行して印刷することになりました。しかしそれにも関わらず朝の6:00になってもまだ全ては終わりません。結局残りはイベント直前の時間とイベント最中にプリントすることになりました。私も館長も完全徹夜で働くことなど数年振りでこれは正直キツかったです(笑)
イベント当日の模様
当日は柔道場を会場にしました。参加者はもちろん北辰館の塾生ですが、友人を連れてくる生徒もいます。はさみやボンド、カッターなど必要な物は全て北辰館で準備しておき生徒は身一つでの参加となります。
館長が簡単に作り方などを説明し、各生徒にそれぞれの希望するペーパークラフトの展開図2個と完成図を配った後、作成開始となります。
元来子供はこうしたモノヅクリには燃えるもので、それは昔も今も変わりないようでした。会場内はエキサイトした生徒の熱気にあふれとても賑やかで活気のあるイベントとなりました。
もっとも、今の生徒はどうもあまり工作は得意じゃない子が多いみたいで、やや難し目の作品を選んでしまった生徒はかなり苦戦していたようです。難易度の高い作品は講師が手伝ったりもしました。私などはガンプラ(注:ガンダムのプラモデル)世代なのでこうした工作関係は得意中の得意だったりするのですが、最近の生徒はプラモデル作りなどはほとんど経験がないようで、こうしたことも影響しているのかもしれません。(プラモデルよりは完成品の高価なフィギュアが流行る時代ですし・・・)